ご報告 - こどもNPOシビックスクール理事長の退任について

いつも、NEXT CONEXION並びにこどもNPOシビックスクールの取り組みに、ご理解・ご協力・ご参加いただき、誠にありがとうございます。

8月31日をもって、こどもNPOシビックスクールの理事長を退任することになりました。

法人化した2月から約半年間、中高生の取り組みに注目していただきました皆様、大変お世話になりました。

こどもNPOシビックスクールの事業年度が9月~8月ということもあり、昨日を持ちまして最初の事業が終了いたしました。(シビックスクールは、秋入学制度なのです。)

「中高生の取り組みは、NEXT CONEXIONの中で行うよりも、法人として独立させた方が、より中高生の主体性が育めるのではないか」というモヤモヤとした思いを形にしようと思ったのが、ちょうど1年前の2019年9月。

僕の突然の提案を、ワクワクと戸惑いの間で受け止めていた中高生の顔を、今でもしっかりと覚えています。

多くの不安と動揺を中高生にもたらしてしまったことは、今でもとても申し訳なく思っていますが、それでも今可能性に賭けてみたいと思えたのも、その現実を一番最初に受け止めるYOUNG CONEXION3期生達への絶大な信頼があったこと、そしてこれまで活動を支えてくれたOB・OGの存在がとても大きかったからです。

無事法人化が終了した3月以降は、本当に大変な半年でした。

コロナウイルス感染症という、これまでよのなかの誰もが体験したことのない困難に、「ボランティアをする中高生」という立場だけではなく、「会社の社員としての中高生」という立場で臨まなければいけません。

しかし、そんな困難を自分たちの柔軟な発想と、それを楽しむ工夫によって乗り越えようとする中高生の姿に、僕自身がとても勇気づけられました。

当初、自分達が考えていた計画を遂行することは残念ながらできませんでしたが、大きな期待と可能性を来期に残すことができました。

「こどもNPOシビックスクールの「継続」を考えたときに、大人が過度に干渉するような会社であってはならない。」と思って、この法人を立ち上げました。

なので、形が出来上がった段階で身を引くことを決めていました。

僕が思っていた以上に早く身を引く決断ができたのは、こどもNPOシビックスクールに関わる全ての人のお力とご協力となくしてはありません。


2016年の公職選挙法改正により、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことから、「18歳からの主権者教育」がスタートしました。

進んでいるところでは、少しずつ「18歳までの主権者教育」にシフトしつつあるような実感もありますが、こどもNPOシビックスクールのような「18歳(以下)による主権者教育」についても、まだまだ大きな可能性を秘めているように感じています。


理事長の立場ではなくなりますが、新体制でもできる限りの協力をしていきたいと思っています。

こどもNPOシビックスクールとしての2期目は、僕よりもはるかにふさわしい理事長を迎え、「中高生によるNPO法人」という試みをどんどん前に進めていきたいと思っています。


今後は、親会社であり、7年目を迎えたNEXT CONEXIONを新たなステップに進められるよう努めていきます。

引き続き、NEXT CONEXION・こどもNPOシビックスクール、また愛媛県・中四国のシティズンシップ教育・主権者教育活動にも注目していただきましたら幸いです。