「私の親が25年ぶりに選挙に行った」というある高校生の話

2019年3月15日


昨年11月に行われた愛媛県知事選挙は、『高等学校第3学年相当の学生・生徒を多く含む平成12年4月2日~11月19日生まれの者(高校生年代)』の投票率が、世代別で60代を超えて第2位となり、高校生年代の投票への意識の高さがうかがえる選挙となりました。

僕が代表を務めるNPO法人 NEXT CONEXIONでは、愛媛県選挙管理委員会から事業委託をいただき、愛媛県内の54校で選挙啓発講座を実施。

ただこれは、NEXT CONEXIONの力だけでなく、学校のご協力や生徒に対するご指導があったからこそ、残せた結果だと思います。

改めて、愛媛県内の高等学校の主権者教育活動のすばらしさを実感すると同時に、来年度以降もご協力させていただければと思っています。


ところで今回の選挙、個人的にとても興味深い話を高校生から聞きました。

それは「私の親が25年ぶりに選挙に行った」という話。

特に政治や選挙についてめちゃくちゃ家庭で話をしていたわけではなく、YOUNG CONEXIONの活動について程度の話しかしていなかったそうですが、選挙に行っていない親を高校生の方から「啓発した」という話は、日ごろから主権者意識を育むことの大切さを改めて実感させてくれました。

(ちなみに、その高校生は選挙当時、まだ有権者ではありませんでした。)


「こどもが親を動かす」という形は、18歳選挙が始まり、高校生の頃から「政治や社会に接する機会が持てるようになった」現象かもしれません。

こうした現象に接すると、改めて高校生が日々感じる「身近な社会にある政治」を自分事として捉え、家族や友達と話す場を増やしていくことの大切さを感じます。