しばらく止めようかなと思ってたけど、「書いた方がイイよ」といわれたので、久しぶりに書いてみました。
これからも真面目なことから、何となく言いたいことから、ぼやきから、何か書きます。
よろしくお願いします。
主権者教育を、選挙について知識のない小学生の頃から学ぶことに、意味があると思いますか。
さて、今回は以前高校生からいただいた質問を考えようかなと(^^)
まず最初は、ずばり、「主権者教育を、選挙について知識のない小学生の頃から学ぶことに、意味があると思いますか。」
「小学生に政治や選挙の話して、効果があるのか?」といったストレートな疑問。イイね!
政治は身近にあるもの
多くの高校生が、「政治はどこか遠くで行われている難しく硬いもので、自分達には理解ができないもの」という印象を持っているみたい。
政治がどこか遠くで行われているように感じているんだろうなというのは、多くの高校生が「バラク=オバマ アメリカ大統領」は知っているのに、地元の自治体の首長を知らないという現実から感じるところです。
政治ってよのなかを良くする働きだと学んだことがある。
そして、よのなかとは、人々が関わりあって生活している場のことだよね。
人々が関わりあって生活している場は、何も国や世界だけじゃない。
人間は家族や学校、職場や地域といった社会に生きる「社会的存在」だと、中学公民の教科書にも載ってるしね。
つまり、そういった社会も一種の「よのなか」であり、そういった社会を良くする働きも1つの政治なんじゃないかな。
そして、そこに関わっている僕達は、一種の「政治家」なわけ。
そう考えると、政治ってすごく身近にある。
問題は、そういったところで「政治」を経験しているかどうかかなと。
僕が実施をしているシティズンシップ(主権者)教育『civic - 10歳からの世の中レッスン』では、こども達に身近な視点からよのなかを見せていきます。
テーマは、政治の「知識」よりも「感覚」を身につけるということ。
政治や選挙の「話」はしないけど、みんなで「政治をしてみる」といった感じ。
最近はこども達の方から企画を持ってきてくれることもあるし、そういう意味では「効果があった」と信じたい。
(写真はcivicの様子。civicでは、学年を問わずいろんな人がグループの中でワークショップを実施している。)
政治に必要なのは、「知識」と「感覚」
政治に参加する上でもちろん「知識」は大事。と同時に必要なことが「感覚」だと思う。
政治感覚を学ぶって、小さな頃からできることも多いと思うんだよね。
自分の意見を持ち、議論をし、いろんな意見を認め合い、尊重しあいながら自分の意見をシンカさせる。
こういったことは、こどもの頃からできると思ってる。
なんか、「小学生に政治は早い!」って聞くと、どうしても「車の教習は、効果測定受からなきゃ、実技はしたらダメだ」って言われてるような感じがするんだよね。
あるいは、「野球のルールブックを理解するまでは、野球はしたらダメだ」と言う感じかな。
どっちも一緒か。
知識は学年やそれ相応についてくるものでも、実技は小学生でもいいんじゃないかな。
あともう一つ大事な感覚が、「自分達が声を上げたことで、何かが変わった!」という感覚。
自分の提案が「認められ」、形になる感覚は、選挙に行くときのモチベーションになると思うんだよな。
僕も、高校のときは結構自由にいろんなことをさせてもらったなと思う。
部活でキャプテンをしてたのもあるけど、ユニフォームを変えたり、打順を相談しに行ったりした。
もちろん失敗も数知れないけど、どこか「動けば何か変わる」という感覚を持っているのは、そのときに養われたんだと思うんだよね。
だから、失敗することも含め、こどものチャレンジを応援する環境ってとても大事。
(小さい頃から失敗も含め、認める環境の中で、こどものよのなかへの参画意識を育むことはできる!)
というわけでまとめ
もしも、知識を前提とするなら、「小学生に政治や選挙の話して、効果があるのか?」と言う答えはNO。
だけど、政治や選挙の大切さを感覚として身につける機会は、むしろ小学生からするべきかなというのが、僕の答え。
18歳選挙は、18歳までに何をするかが大事。
政治に早いも遅いもないので、興味がある方はぜひ一緒に、政治を学びましょう!
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次回のcivic-10歳からのよのなかレッスンは、
【日時】5月29日(日)15:00-17:00
【場所】オチセンハウス(松山市山越1丁目15-33)
【参加費】無料
で実施予定!
小学4年生以上であれば、誰でも参加できます。
(小学3年生以下で参加希望の場合は、ご相談ください。)
興味のある方はぜひご参加ください!
お申し込み
WEB : こちらをクリック
メール : contact@nextconexion.org
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