オウム事件から考えること。

2019年3月19日


明日で、地下鉄サリン事件から24年を迎えます。

地下鉄サリン事件が起こったのは、僕が小学1年生の時。

これまで、印象に残るような事件はたくさんありましたが、地下鉄サリン事件は、自分の人生の中で最もインパクトのあった事件となっています。

『麻原容疑者、逮捕』というニュースのテロップは、今でもはっきり覚えています。


地下鉄サリン事件は、平時の大都市で無差別に化学兵器が使用されるという世界にも類例のないテロ事件だったこともあり、世界的に大きな衝撃を与えた事件です。

この事件に関わっていたオウム真理教という宗教団体の幹部の中には、東京大学の卒業生や現役の医者などの「高学歴出身者」が多くいたことが知られています。

そのような彼らが、なぜオウムへ全てを捧げ、テロ活動へ関わっていくようになったのか。

個人的には、もう少しこのあたりを丁寧に調査・研究し、今後のテロ対策にもつなげていくべきではと考えていたので、昨年7月に行われた死刑囚の死刑執行は、少し早かったのではないかと考えています。


無批判に人の意見を信じないことも大事ですが、無批判に自分の意見を信じないことも大事です。

こども達には日々、「自分の考えを持つ」だけではなく、「議論し、自分の考えをシンカさせよう」というメッセージを伝えています。

こういった場を1つでも多く作ることは、オウムが起こしたのような事件を防ぐことにもつながるかもしれません。