いよいよ明日、参議院議員通常選挙投票日を迎えます。
すでに期日前投票を済ませてしまった人もいるかもしれませんが、「誰に入れたらいいの?」と迷っている人もいるかもしれません。
ということで、僕が投票の際に大切にしている「3つのポイント」を改めて紹介させていただき、投票の際の参考にしていただければと思います。
(ちなみに「投票日当日投票主義」の僕は、明日投票予定です。天気よさそうで何より!)
ポイント①:My争点を探そう!
今回の選挙の懸念として、「争点が見えづらく、投票率が下がるのではないか」というのがあります。
確かに、各政党で主張する争点が異なり、何を基準に入れていいか見えづらいのは事実です。
そこで、『My争点』を探してみてはいかがでしょうか?
そもそも、選挙の争点は「決められるもの」ではありません。
私達個人の「視点」から、争点を決めてもOKです。
政治は私達の生活に直結しています。
あまり政治がよくわからないという人でも、自分が気になる分野を比較し、もっとも考えが近い候補者(政党)に一票を入れてみてはいかがでしょうか??
政党との相性診断を調べることができるサイトもありますので、ぜひ活用してみてください。
ポイント②:候補者や政党の「柄」で選ぶ。
たとえMy争点が合う候補者(政党)がいたとしても、私達も人間です。
自分達の未来を託すために、いわゆるフィーリングも大事です。
僕は、特に初めての選挙を向かえる人に、「最初の選挙はポケモンの感覚に近い」という話をよくします。
政治やよのなかが良く分からないという人も、今回の選挙を一つのきっかけに選んだ候補者(政党)と「未来への旅」を始めてみてはいかがでしょうか??
ポイント③:自分の軸がある人は、自分の信念で一票を!
もしも政治やよのなかに対する自分の考えがある場合は、その信念に基づいて一票を投じましょう。
それこそが、「責任ある一主権者として」の価値ある投票の形のひとつだと考えます。
そもそも、政治は「選挙のときだけあるもの」ではありません。
「人々が互いにかかわりあって生きている場」=「社会・よのなか」をよくする働きが政治です。
日本や世界といった「大きな政治」だけでなく、「家庭」や「学校」「職場」「地域」といった「小さな政治」も含めれば、私達は日々政治に関わっています。
「責任ある一主権者になる」ということは、「責任あるドライバーになる」ということに似ています。
学科だけでなく実技が試される教習所と同じように、政治にも知識だけでなく政治感覚が必要です。
この政治感覚は、日ごろから政治を意識し、考え行動する習慣をつけるだけで、十分養うことができます。
また、学年や年齢に応じて習得する知識と異なり、政治感覚は小さな頃から環境に応じて養うことができます。
18歳選挙が始まり、高校三年生に対する主権者教育が全国的にも広がりましたが、不十分です。
そもそも、18歳未満のこどもも「有権者」ではないけれども「主権者」ですし、投票の仕方や公職選挙法を学ぶことが、「責任ある一主権者を育てる」主権者教育の本質ではありません。
これからは、18歳の「選挙教育」ではなく、18歳までの「政治教育」に力を入れるべきだと思います。
NEXT CONEXIONは「こども・若者とよのなかをつなぎ、シティズンシップ(主権者意識)を育む」教育NPOとして、これまでも小中学生の主権者教育に力を入れてきました。
今後も活動を発信する中で、皆様からいろいろなことを学ばせていただきながら、質の向上に努めていきます!
そして個人的には、4257本のヒットを放った際のイチローの言葉を借りるなら、
「ぜひジーターのような人格者達に16歳選挙を勝ち取ってほしいなと思います。」
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