KIDS CIVIC PROJECTスタート!

みなさんは、今の「よのなか」についてどう思いますか? 

18歳選挙や18歳成人と、こども達を取り巻く環境が大きく変わる中で、なんとなく「選挙に行くこと」や「社会に責任を持つこと」について教わることはあっても、具体的にどうすればいいかまで学ぶ機会は少ないかもしれません。

そんな現状を変え、こども達がより「政治参加」や「社会参画」について知り、考え、行動する社会をつくるために、このプロジェクトをスタートさせました。


コンセプトは、「こども達の、こども達による、こども達のための学び」。

よのなかに対して、こども達一人一人が学び合い、声を上げられるきっかけづくりをしたいという思いがあります。

そもそも、なぜこども達は「具体的にどうすればいいかまで学ぶ機会」が少ないのでしょうか。

学校現場でも積極的に主権者教育が行われています。

しかし、総務省のデータによると、その中身の多くは選挙管理委員会による模擬投票やゲストによる講演に終始してしまうことが多く、本来の「主権者としての資質や能力を育む」というところまで、なかなかたどり着けていません。

また、学校現場でも「政治的中立」の壁が大きく、なかなか実体験の政治を学ぶ機会がないのが現状です。


ところで、政治とは「社会の利害を調整し、意思決定をすること」という意味があり、社会とは「人々が互いに関わり合う場」という意味があります。

言葉の意味をそのまま活用すると、実は私たちは日ごろ、「生徒会」や「地域の活動」といった「人々が互いに関わり合う」社会で、政治をしていることがわかります。

そういった「身近な社会」の政治を意識し、自分たちはどうすれば社会をよりよくできるかを考えることが、シティズンシップ(主権者意識)を育むスタートです。


シティズンシップ(主権者意識)を育てるためには、「政治ウォッチャー」としての意識を育てるだけではなく、「政治プレイヤー」としての意識もあわせて育てることが大切です。

そのためには、身近なところから「社会」や「政治」を意識し、批判的・創造的思考を養うこと、また「なぜ学んでいるのか」を常に問い続ける力を育てることで、アクティブで良識ある市民にしていくことが必要です。

そして、そういった「こどもを市民にしていくため」の環境を、社会全体で作っていくことが求められます。 


KIDS CIVIC PROJECTでは、こども達と一緒に、そういったよのなかをつくっていくためのメッセージを発信していきます!

ぜひ、これからの学びと環境について、一緒に考えてみませんか?