こどもタウンの意義は、「当日」ではなく「準備」にあり。

2018年3月28日


26日・28日と、2日間にわたってこどもタウンを実施しました!

今回は中高生と小学生合わせて130名近くのこども達が、「仮想の街」を教材に、社会の仕組みを楽しく学び合いました。

ご参加いただいた皆さん、準備をしてきた中高生の皆さん、本当にお疲れさまでした!


こどもタウンを見てていつも思うのが、「本当に学校の授業のことが、この場で体験できる」ということです。

今回は「証券会社」を新たに出店しましたが、株価の変動をグラフ化してみせる工夫などはリアリティを見せていくうえでも面白い試みだと思いました。

メディアの方も含め、こどもタウンを「小学生の職業体験イベント」と思われている方も少なくないと感じますが、やってる本人たちは「こども達と仕事の大切さを考えたい」とはたぶん誰も思っていません。

このイベントは、「よのなかにある「活動」を通して、よのなかの諸問題について共に学び合うことで、市民や主権者としての資質や能力を高める」ことにあります。

そのために、中高生は「よのなかの諸問題」について議論し、よのなかの課題とこどもタウンを「コネクト」させながら、小学生に何を伝え、どのように一緒に考えていくかを、お互いに学び合っています。

なので、この企画は「中高生」への学習効果が非常に高いものになっています。また、この取り組みの意義は、毎週行っている中高生の準備や本日開催した『こどもタウン議会』もひっくるめて初めて分かるものになっています。


2016年から始まった18歳選挙、2020年から始まる教育改革、2022年から始まる18歳成人と、こども達を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。

「小学生と社会の仕組みを楽しく学び合いながら、シティズンシップ(主権者意識)を育む」中高生の自主的な取り組みにも、ぜひご注目いただきましたら幸いです。