シティズンシップ教育・主権者教育に「オレ流」があってもいいよね。

主権者教育の講演会をしていると、どうしても『一般論』になってしまって、それが本来自分がやるべきことなのかどうかをすごい悩んできました。

自分の場合、「政治や選挙に(漠然とでも)関心があった」とか「政治参加の盛んな国に留学して刺激を受けた」とか、そういう理由でこの活動を始めたわけじゃないので、正直、そういったバックグラウンドを持っている人とは違い、そういった語りをうまくできるわけでも、取り組みに熱が入るわけでもないのが本音です。


でも、無理にそこに合わせなくてもいいんじゃないかと、ちょっと開き直りかけています。


中高生や大学生、それから大人と、いろんな世代と話していると、社会に理想的な『型』があり、それに「はまる」あるいは「はめる」こと目指していると感じることが多々あります。

しかし、大事なことは『型』を「つくれる」ことであり、自分なりの型をつくるために、たくさんのピースを集めることが、特に学生時代は大切なんだろうなと思います。

そういう意味では、理想的な『型』とは、あらかじめ用意されたものではなく、あとからつなぎ合わせることでできるものだと思っています。


YOUNG CONEXIONの中高生や、NEXT CONEXIONの大学生の中には、ここでの活動をする中で理想の『型』にはまることを選び、活動から離れていった人も少なくないです。

一方で、写真の子たちのように、最後まで活動を全うした人の中には、『型』を今度は「破る」、型破りな子たちも現れ始めています。

そんなスタッフに囲まれて活動をする中で、シティズンシップ教育・主権者教育活動を自分なりに「地で行けばいい」と思うようになってきました。


『点』をたくさん集め、つなぎ、『型』をつくることに夢中になる

そういった人生をこれまで歩んできたからこそ、自分なりのシティズンシップ教育・主権者教育の形をつくってこれたのかなと、思っています。


社会も同じことだと思います。

理想的な『型』を、社会の場合は「みんなでつくる」ことが大事であり、そのための資質や能力を育む。

なので、まずは自分の『型』を「つくる」力をつけ、そのうえで社会の『型』をつくる人になっていく、場合によっては「破る」までいけるような人を、「オチセン流」として育てていきたいと思いました。


久しぶりにちょっと熱めのブログになりましたが、これからも「オチセン流」をよろしくお願いします!!