[伊予弁:第4回]知識だけでなく、行動をしよう!

今回の投稿から、私の肩書が変わった。今期をもってNPO法人の理事長を退任することになったからだ。そして、今年の1月に合同会社「NEXT CONEXION」の代表に就任した。肩書を「NEXT CONEXION代表」にしてもらった。

理事長を退任する理由は、組織の新陳代謝を図るためだ。団体はこども・若者とよのなかをつなぐNPO法人として発足し、これまで大学生や中高生と一緒にさまざまな企画にチャレンジしてきた。そこには「失敗体験も大事にしたい」という私の思いがある。こどもだからこそ許される失敗体験を大人になる前に体験することで、実際の社会にある幅広いグレーゾーンに対して自分なりに白黒つける力を会得することが大切だと考えているからだ。

しかし、年月がたって守るものが増えてくるにつれ、私自身がチャレンジに対して守りの姿勢になってしまう場面が多くなってきた。私が理事長を務めることがふさわしくないのではないかと思うようになった。

主権者教育は学校教育で完結するものではない。社会におけるふさわしい振る舞いを考えることも、主権者としての資質や能力を育むうえでは大切なことだ。自分たちが所属する家庭や職場などで、組織の一員として自ら考え、判断し、行動していくことが、主権者教育をより豊かな学びにしていく。 

(掲載日:2021年3月17日)